【コトブキヤ各店】営業状況のお知らせ(5/22更新) 【お客様相談センター】一部サービス休止のお知らせ

Language
English

「フレームアームズ・ガール マガツキ」原型師インタビュー

 

こんにちは!宣伝担当のくまさん(以下、熊)と申します!🐻

本日よりエア静岡ホビーショーのタイミングに合わせ、3週連続で原型師や企画担当者の特別インタビューを公開しちゃいます!

本日公開となるのは、2020年5月12日より予約も開始いたしました、
「フレームアームズ・ガール マガツキ」の原型制作を担当いたしました清水康智氏へのインタビューとなります!
貴重な内容となっておりますので、大ボリュームではございますが是非最後までご覧ください!

 

◆「フレームアームズ・ガール マガツキ」制作にいたるまでの変遷

熊:

「フレームアームズ・ガール マガツキ」の原型制作をするうえで、現在の仕様に至るまでの経緯・変遷、初期案・デザインの段階から今の形になるまでの変更点等をお聞きできればと思います。

 

清水氏:

 マガツキの初期のラフ案は、フレズヴェルクのイラストと同時期くらいに駒都えーじ様から頂いていたと思います 。もう4~5年くらい前の話になりますね。その時はFAの部品を流用しようかという案もありましたので、フレズヴェルクもマガツキも、現在よりも武装が大きく描かれていました。
 しかし素体に対して武装が大きすぎてアンバランスなことと、専用の可動を入れる必要があった事により、フレズヴェルクでは全てを新規で製作しましたので、以降は武装も素体に合わせて製作する流れとなりました。

 

 マガツキの現在公開されているイラストは、ラフイラストから上記を踏まえた変遷を経て、3年ほど前に頂いたものです。その時点で完成されたデザインでしたので、こちらからは特に要望などは出していません。

「ふんどしモチーフ」とされた股間や尻周りは、どうしようかな・・・と思ったくらいです。なので基本的な製作の流れとしては、イラストを再現することを念頭に、FA同様の組み換えや、シリーズ的な可動を仕込んでいくという工程でした。

 

 個人的な基本姿勢としては、「イラストレーターの描かれたイラストを、どうにかして作る」ですので、あまりに突飛なアイデア(1mm棒の先に巨大な武器がついている・異次元に消えている)とかでない限りは、提案頂いた状態で立体にしたいと考えています。

 分割案などはイラストと同時にアイデアを頂いたものもあり、胴当ての着脱構造はそれを基にしていたりします。

 

▼デザインイラスト

▼ラフイラスト

 

 案では「手足の武装を脱ぐとマテリアみたいな素体手足になる」というものもありましたが、今回はマテリアの手足と普通に組み換えができますので、用意しませんでした。マガツキ準拠の素体手足部品も、今後作れればいいなと思います。

 

 余談ですが、駒都様に限らずイラストと同時に分割案を提案して頂けるイラストレーターの方も多く、トイに対する造詣の深さと仕事に対する姿勢には、尊敬の念を抱かずにはいられません。

 

熊:

 イラストレーターさんへのリスペクトを忘れずに重きを置いているからこそ、立体化したときに違和感のない洗練された造形となっているのかもしれないですね!イベントなどでイラストが公開されたときに、お客様から期待の声が大きかったのもそれがお客様に伝わっているからだと感じました。

こうしてラフ⇒デザイン画と比較してみても、ラフの段階から相当考え込まれたうえで描いていただいていることがわかります…

 

◆以前のFAガールと比較して

熊:

「フレームアームズ・ガール マガツキ」の持つ、他FAガールとは違う特徴的な箇所があれば教えていただきたいです。

 

清水氏:

2点あり、1点目は構造的なもので、2点目は造形的なものとなります。

 

1点目は胸部関節が上側にスライドするという、新しい構造についてです。

 マガツキイラストを見て最初に悩んだことは、武装状態で胸部の下側に装甲が密集していて干渉が多く、明らかに胸部が動かなさそうな事でした。「じゃあ胸部を上にスライドさせて胸下に隙間を作れば、もっと動くようになるのでは」という発想により、上記構造が取り入れられました。

 

 この構造により、胸より上の関節を合わせれば、顔を90度より下に向かせることができます。
また腹部は、差し替え部品や3mm穴が多く、過去の集大成的な部品となっています。
生産する部署の方には毎回苦い顔をされてしまいますが、今回も原型構造を良く再現してくれました。

 

2点目の造形について、今回は頭部をフィギュア原型師の八音さんにお手伝い頂きました。

 FAガールは基本的にメカ原型師である各々の担当者が作成していますが、マガツキでは第一線で活躍中のフィギュア原型師である八音さんにお願いする事ができ、よりフィギュア形状の髪の毛や頭になったのではないかと思います。私自身も勉強になることが多い案件でした。

 

熊:

なるほど、髪の毛なんかは今までとの違いが特に目立ちますね!

 

 

(いつもの髪の毛も素敵だけど、これはとても美麗…!)

 

◆FA「マガツキ」を「フレームアームズ・ガール」化するにあたって

熊:

FA「マガツキ」を「フレームアームズ・ガール」として立体化に落としこむ中で、
最も苦労した・何度も調整したという点はありますか?

清水氏:

シリーズに共通する課題で、FAという元ネタをFAガールにする際、単純に武装の大きさが小さくなるのに、プラモデルとしての制約(プラの成形に必要な肉厚1mmや、接続ピンの大きさ等)は変わらない、というものがあります。

 マガツキも同様で、基本的にはFA版の形状を踏襲しつつ、似たような可動を各所に仕込むことになります。

 

 製作工程としては、先ずは基本形状を各部位で作っていき、全体の部品を揃えます。次に可動軸を設定していき、動かしてみて干渉する部分を削ります。ここで前述の制約のせいで、「削った部分の肉厚が1mmに足りないので、隣接する箇所を0.3mm移動させて、肉厚を1mmにする」といった調整を全体的に行うことになります。

「ある特定の部位が大変だった」というよりは、上記の調整が多くあることが、シリーズの苦労するところです。

 

 例えば刀の鞘で、鞘から刀を抜くギミックがFAマガツキで有り、FAガールでも再現しました。
この鞘の肉厚はFAの時点で最小限になっていた為に、単純に縮小すると成形できない厚みになりますので、内部のダボ位置や形状を微妙に変えて対応しました。

 

▼抜刀写真(デコマス)

 

 他には、FAマガツキはクリアーパーツ裏側のディテールが特徴的ですが、今回それらは手作業で彫刻しました。部品の大きさ的にデフォルメしていますが、指先的に苦労した部分です。

 

▼クリアパーツ裏側(デコマス)

 

◆「武装状態」と「くノ一状態」各フォルムのポイント

熊:

基本フォルム(武装状態)ではFA「マガツキ」の力強い武装を「フレームアームズ・ガール」にうまく落とし込んでいることや、「くノ一状態」では肌の露出面も多く造形にかなり力が入っている様に思えます。造形に焦点を当てた各フォルムの見どころを教えてください!

清水氏:

 武装状態では、立たせた時にFAで感じられる末広がりな安定感が出るように意識しました。
それは一箇所や一部品だけの話ではなく、全体を構成する各部品が正しい位置に付く事が肝要です。

 つまりアウトラインが重要ですので、模型的な緩急をつけるために意図的にイラストからライン取りを誇張した部位もあります。武装時の太もも横の形状などは、それに当たります。

▼武装状態時太もも横(デコマス)

 

 くノ一状態で最も悩んだ場所は、お尻とモモの分割位置でした。本来分割線のない人の皮膚に分割線を入れるわけですので、分割位置はいくらでも想定できます。動かしたときにラインが崩れない様に、しかし可動域は損なわず・・・、という試行錯誤の結果、現在の形状となっています。

 それとは別に、くノ一状態では華奢な印象が欲しかったので、二の腕を若干今までより細くしています。
それに合わせて脇下との干渉を減らしたことで、腕を下したときの肘を、今までよりも内側に寄せることができ、立たせた時のすらっとした感じを出せるようにしました。

 

 組み換えにより、着こんだ「武士」の様な状態と、その装具を脱いだ「くノ一」状態のシルエットのコントラストが際立ち、立体として面白くなったのではないかと思います。

 

熊:

1つ目の質問の話に通じることでもありますが、常に全体のバランスを重視して調整しているからこそイラスト時の魅力を余すことなく立体化できているのだろうと感じました。

 

◆最後に

熊:

最後に、記事を見ているお客様へ一言お願いいたします!

清水氏:

マガツキでは過去のシリーズで培われてきた要素を多く取り入れていますので、より可愛くてかっこいい、動かしていて楽しいものになっていると思います。
 ご興味をお持ち頂けましたら、是非お手に取って頂けますと幸いです。

 また、シリーズを長く続けられたことは、支えて下さる皆様のおかげであり、感謝の念は尽きません
今後も面白い商品を出していけるよう、尽力していきます。

 

 新しいシリーズも増えて、増々充実していく弊社のキャラプラシリーズを、どうぞ宜しくお願いいたします。

 

熊:

 他ではなかなか聞けないような、貴重なお話をありがとうございました!
これを読んで「くっ…こんな話聞いたら買うしかねえじゃねえか…!」ってなっている事間違い無しのハズ!

ホットなかっこよさ・クールなかっこよさの両刀に収まらず、繊細でキュートな面も兼ね備えたその多くの魅力は、大太刀型の「テンカイ」を2本、脇差型の「サツガ」を2本と複数の刀を携える”マガツキ”にふさわしいですね!(うまい!)
完全新規造形となっている「フレームアームズガール マガツキ」を是非、お手元で楽しんでいただければと思います!

 

次週、5月23日には「ヘキサギア」企画担当である亀山直幸氏へのインタビューを公開予定!

どうぞ、よろしくお願いいたします!!

 

----------------------

現在開催中のエアホビーショーはこちらからどうぞ!

 

 

 © KOTOBUKIYA

 

※撮影の条件・お使いのパソコンの環境などによって、色・見え方が違う場合がございます。

 

 

NO COPY
トップへスクロール
コトブキヤオンラインショップ お客様サポート ピックアップ
このページは「確認用ページ」です。公開用ページとはURLが異なるので、このURLはコピー使用しないようご注意ください。公開用サイトはこちら。