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『フィンガーパレット使ってみた』~チョイプラ スコープドッグ編~ 第四回 「はみ出ちゃってもいいさ」と考えるんだ

投稿:2021年03月29日
テーマ:製作実演

       こんにちは~!筆塗りおじさんです!

サンライズ様、キャビコ(エムアイモルデ)様のご協力によります、

『フィンガーパレット使ってみた』 ~チョイプラスコープドッグ編~

かわいさ比較でヘキサギアのアーリーガバナーVol.3姐さんと一緒に。

普通は照明で作り出す明暗差まで描き込みで表現しているので姐さんに合わせた照明だとかなり暗いです。

 

 

それでは第四回「はみ出ちゃってもいいさ」編、早速行ってみましょう!

 ※第三回はコチラ

 

さて「はみ出し」について書くわけですが。

皆さんははみ出したこと、ありませんか?

ありますよね?

そう、実際に筆塗りしたほぼ全員がはみ出ているんです!

では綺麗に塗っている人ははみ出した時どうしているのでしょうか?

私の回答は……

「はみ出しが無くなるまで反対の色で塗り返すのをやめないッ!」です!

 

というわけで「はみ出しのリカバー」から発展しまして、今回はスコープドッグの全身にある小さな黄色マーキングを描いた時の方法をご紹介したいと思います。

こういった細かい書き込みは模型的にも一気に見映えが良くなる部分であり、同時にフィンガーパレットが最も利便性を発揮する工程でもあるので是非挑戦して頂きたい!

フィギュア系の細かい目描きにも応用できます!

それではまず「これがこうなってこうじゃ図」をどうぞ。

《はみ出しから細いマーキング》

  1. 完成時のサイズを意識して出来るだけ頑張って塗る範囲を決める。「0」の穴の形はここでキメます。
  2. ↑に塗料を重ねてしっかりと色を出す。薄めの塗膜を重ねて発色を確保します。
  3. 不要な部分を地の色のまっすぐな線で削ってアウトラインの精度を上げる。囲うだけなのでかなり気が楽。

簡単に言うと「黄色を塗る」「緑で囲う」の手順を考えてから出来るだけきれいに置いてくる、という感じです。

黄色で直接字を描こうとするとかなりハードですが、筆の腹を利用した緑の線で外周を囲うだけなら意外なほどイージーです。

 

自分が引ける限界の細い線をテープに置き換えて、「順番に配置して模様を作る」と考えると説明がしやすいかも?と思ってマステとガムテと段ボールで実験してみたのですが、

「これがこうなってこうじゃ図」よりも手順が増えたとはいえ「限界細線」に設定した18mm幅マステで最終的に

8mm幅の文字が描けちゃってますね……。

完成形からかなり盛大にはみ出しちゃってても細密なマーキングを描く事は可能、つまり……

「細いぃは作れる!」 

(実験は完成後でした。こういうの、なんで後になって気づくんでしょうね…)

実際にやってみての感覚としては、塗料の“伸び”優先で希釈していたので

若干発色が弱くなってしまったのですが、それは同じ作業を重ねることで解決できました。

なので、どちらかというと

「小さな範囲の塗膜を綺麗に作る」「狙った場所に塗料を置く」

の2点に集中したほうが綺麗で小さい書き込みには近道なのかな~と思いました。

もちろん、より細い線が描けるほど表現の選択肢が広がるのですが、細い線を正確に描くのは

実は小さな点を描くよりも数段難しいので、希釈濃度の調整と合わせて最適な筆チョイスと操作も重要となります。

この辺は「穂先スリット」や「試し塗りスペース」も使いつつ、少しずつ線を細くして練習してみて下さい!

 

また、小さなモデルなので部品の角や境目に明るい色を入れる事でより立体感を強調しているのですが、ここでもこの「はみ出し⇒補正」を応用しています。

胸部の向かって左側のハッチとの間はスミ入れ(青線の場所)で分割を表しているのですが、向かって右側は影として全体を暗めのトーンで仕上げたので黒でスミ入れをしても目立たちません。

なので、本来ならスミ入れだけで済むであろう場所に追加で白い線(黄色線の場所)でハイライトを入れてパネルラインを強調しています。

ここも黄色マーキングと同じようにいったんできるだけ細く白い線を描いた後に、本体の暗い色を重ねる事で細い線を作っています。

また、胸部でも実際に”部品の角”になっている箇所では「寝かせた筆の腹でカスッと触る塗り方」を重ねて線の幅と発色を操作していたり、腹のグレーの部分の角はもっと雑にドライブラシでやっていたりするので、上の画像からそれぞれの表現の違いも確認する事ができると思います。

(あぁ……緑色の胸部は左右で明度変えているのにグレーの腹部では左右ほぼ同じ明度なのがバレてしまう……)

「寝かせた筆の腹でカスッと触る塗り方」は穂先の塗料と水分の含みを気持ち少なくした方が上手くいくので、吸収材ホルダーのティッシュ等で細かく塗料と水の含みを加減しながら塗っています。ドライブラシともまた違う感じなのですが何か名前がある技法なんでしょうか・・・?

その他の部分のハイライトの例。

頭部スリット(レール?)の角は「カスらせてハイライト」バイザーは「ドライブラシ+カスらせ」で、はみ出た部分を暗い色で上書き、肩のフックはグラデーションで描き込んでいます。

色々遊んで基本の型がある程度つかめてきたら、それらの複合と応用でまた色々な表現ができるようになるので、まずはたくさん塗ってみて自分と作品に合ったスタイルを探してみて下さい!

 

といった所で。

ひとまずは今回でスコープドッグ編は終了となります!

いやぁ~意識的に色んな技法の実験を行ったとはいえ、改めて見るとチョイプラスコープドッグってボディ部分のハコ形状、頭部と肩の球体、スコープの円筒、レンズ塗装が大中小に、マーキングまで描き込めるという……あらゆる基本パターンがコンパクトなサイズに詰まっていて筆塗り練習の題材としてもめちゃくちゃ優秀な子なのでは?と感じております。手頃なお値段、そして元キャラであるスコタコのバリエの多さを考えるとあと5個は買って作って塗りたおさねば!

ここまで長々と4回にわたって書いてまいりましたが当の私自身もまだまだ手探りの段階です。最後までお付き合いいただいた皆さん、そして快くチョイプラスコープドッグの使用をご許可いただきましたサンライズ様、エムアイモルデ様、本当にありがとうございました!

記事中の塗装に使用しました『MSGフィンガーパレット』は4月発売、もうすぐです!

良さげな筆と塗料、そしてお気に入りの模型を準備してお待ちください~!

 

それではまたどこかでお会いしましょう!

 

 

 

 

 

 

次はガバナー顔面編か……? リクエストもお待ちしております~☆

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