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『フィンガーパレット使ってみた』 ~チョイプラ スコープドッグ編~ 第二回

投稿:2021年03月13日
テーマ:製作実演

こんにちは!駆け出し筆塗り研究おじさんこと糸山です。

サンライズ様、キャビコ(エムアイモルデ)様のご協力によります、

『フィンガーパレット使ってみた』 ~チョイプラスコープドッグ編~

予告通り第二回は「透ける」について掘り下げていこうと思います。

 

※第一回はコチラ

 

そう、あれはペタペタと筆塗りの練習をしていた時の事です。

ふと通りかかった身なりの良い紳士が私にこう言いました。

「なに?塗料が透けて綺麗に塗れない?

 逆に考えるんだ、透けちゃってもいいさと考えるんだ」

 

・・・なるほどね!

 

一度塗っても完全に発色しないという事は、重ねる回数で発色を操作できる。

つまり「グラデ表現が可能」という事!

今回のスコープドッグでは比較的広い面では頭部や肩アーマーに、

狭い面ではレンズ部分にこの特性を応用しています。

 

具体的に「塗料1に水1を足して~」のようにレシピ的な物を書いても良いのですが、そもそもビンの中で揮発して濃度が変わってしまっていたり室温や湿度によっても反応が変化しますので、最終的には「実践あるのみ!」となってしまい……とはいえ何もないのもハウツーとしてどうなんだ?という事で、とりあえず今回やってみた手順だけでもご説明させていただきます。

では、それぞれ実際にはどんな風に描き込んだかを図として単純化してみましたのでどうぞ!

 

《広い面のグラデーション》

広い面のグラデはこんなかんじで塗り重ねました。略図でもかなりはみ出したり暴走気味に塗っている風に見えますが、実際にこのくらいのノリでバシバシ塗りつつ、明るい色を重ねる時にだんだん細かく、範囲が広すぎたと思ったら一つ手前の一段階暗い色で逆グラデしてからもう一度明るい色を重ねて整えています。

フィンガーパレット上では、メインとなる緑を塗料ポケットに置きつつ試し塗りスペースに黒(明るい色の時は白)を置いて、混色と給水をしながら進行しています。

 

・マーキング前の画像。地の暗い色も結構残ってます。

今回は小型のモデルなのであまり気にしませんでしたが、もう少し大きなモデルを塗装する時はパレット上ではあまり複雑な混色はしない方が全体のトーンのズレを押さえられるので、ある程度混色した塗料をスペアボトルに用意して、パレット上では明度の調整だけを行う形で進めると良いと思います。

着目したいのは「同じ色でも重ねた回数で発色が変わる」という点で、使った塗料は白、黒、緑の3色でも実際の発色の幅はかなり広かったです。この記事を描いている今、図を単純化する為にグラデの段階を極端に減らしたにもかかわらずそれなりにグラデーションして見える事にかなり困惑していたりもします・・・実際はもっと細かく中間色を重ねたりして段差をぼかしているのですが、もう少し手抜きしてもよかったのかもしれない(´∀`;)

 

《レンズの描き込み》

続いてレンズはこんな手順です。

広い面のグラデーションの応用といった感じですが、こちらはチョコッとワンポイントで出来る割に効果がわかりやすくて楽しい!です。 そしてどうやら見る側の脳が補正してくれるようで、全集中して塗った側は結構しくじったな~と思っていても肉眼で初見の第三者からはかなり綺麗に見えるらしいです☆

最初はジャンクパーツの上で練習してから手が慣れたらだんだん小さく描けるように練習したのですが、さすがに一番小さい「広角レンズ」は点ポチハイライトだけにしています。

この技法をやってから、ネットやプラモのパッケなどいろんなイラストを眺めて「立体的な絵画表現」を発見しては真似したい病になっているのですが…これは手書き、CG問わずめっちゃ勉強になりますので本当にお勧めです。イラストレーターさんすごい・・・。

 

さて第二回のテーマ「透ける」を活用してのグラデーション。

実践してみた感想としてどちらにも共通して言えるのは…

「ぶっちゃけかなり雑でもカッコイイェ!」です。

そしてここからは作業中に感じた事のメモになるのですが、透けを利用してグラデする場合、使う塗料の種類によって「薄めた時の弾きやすさ」「伸ばしやすさ」「重ねやすさ」「透けやすさ」にそれぞれ違いがありつつも、原則として「つや消し」の方がいろいろ遊びやすかったです。

あくまで個人の感想ですが、つや消し処理で出来た表面の細かな凹凸に、顔料を引っ掛ける感じで置くことが出来て楽なことが一つと、光の乱反射によって色同士の段差やはみ出しの目立ち方が少しだけマイルドになる効果がある気がします。あとは乾燥が少し早いかも?

ただし「つや消し添加剤」を入れすぎてしまうと乾燥した後で白く変色したり粉を吹いてしまったりしたので、実際に模型に塗る前に試し塗りして調子を整える必要があります。

逆に、光沢で試した場合は表面がツルツルなせいか塗った所が弾かれたりズルッと滑ってしまったり、色の段差や筆目が光を反射して必要以上に目立ってしまってあまりうまくいかなかったので、デカール貼付時のシルバリングを回避する為などどうしても光沢が欲しい場合はつや消しで塗ってから必要な部分だけを光沢クリアーでコートした方が良いかも知れません。

また、単純に水で薄める以外にも「クリアー」や「つや消しクリアー」と混ぜる事で「濃度は変えずに発色だけ抑える」なんてこともできます。希釈して発色を抑えて塗り重ねたいけど水が多いと弾かれてしまう!といった場合に試してみて下さい。 

 

一度上手くいった所に失敗のリスクを含みながら塗り重ねていくのは毎回かなり度胸が要ります、というか現在進行形で遊ん…研究用に筆塗りしている“なっちんレールガン”では盛大にやらかしています・・・。 

とはいえ、あくまでプラモデル、ホビーですので「失敗したらもう一回遊べる」ぐらいの勢いで気軽に挑戦を重ねた方が上達が早いです。経験値稼ぎややり込み要素と思って興味の赴くままに自由に失敗しましょうw

 

といったところで今回はここまで!

 

次回!

第三回「筆目が出ちゃってもいいさ」と考えるんだ(3/20予定)

でお会いしましょう!

 

 

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