皆さんこんにちは!
コトブキヤ企画担当(兼、ヘキサギア公式ガバナー(兼、金型開発したりしつつ(元、メカ系原型師)の糸山です!
以前フィンガーパレットご紹介のブログにてお約束しておりました、実際にフィンガーパレットを使用した筆塗りハウツー連載をお送りしようと思い筆をとった次第なのですが…
もうっ!見せびらかしたくて我慢できないので
とりあえずコレを見て欲しい!!
はい、コトブキヤ商品じゃないですw
まずはこの最高にむせるスコープドッグの使用をご許可頂きました
サンライズ様、そしてキャビコ(エムアイモルデ)様、本当に有難う御座います!!!
ガチで発売日に自腹購入&ガチで塗らせて頂きました!!
(2021/2/16には再販分もロールアウト、おめでとうございます!)
きらめくターレットレンズ・・・
グラデーションもハイライトの小さい点ポチも慣れれば割と簡単です。(ここはお昼休みの30分で塗りました)
イラストのような荒々しいグラデーションを描く外装の質感・・・
最初は結果が想像できなくて迷う事もありますが、塗り重ねているうちになんだかイイ感じになってしまうものです。
そしてキットのフォルムをさらに引き立たせるアウトラインの書き込み・・・
胸部左右の緑色の明暗差はライティングではなくグラデーションで影を作り出しています。
さてさて、今回の作例を作るにあたって「筆で塗るとはどういう事か」について、改めて様々な文献やネットにUPされている画像、動画を観察、研究し、そして再発見する事や間違いに気づく事も多々あったのですが、
最も大きな気づきは唐突に訪れました。
「プラモデルを筆で塗る。」
この行為に対して多くのモデラーが抱いているイメージ。
その中で長くマイナスだとされていた部分が…
「え……これ……実は利点なんじゃね?」
というわけで、私的にこれまで欠点だと思っていた4つの特徴を列挙させて頂きます。
そして……改めて考えてみて下さい!
何故、我々は“筆でエアブラシと同じように”塗装しようとしていたのか?
エアブラシで出来ないことが筆塗りならできるのではないか?と。
そこから数日、失敗を重ねつつもそれらを最大限利用する事で今回の作例が完成したのです。
せっかくなのでキット状態とのツーショット画像。 筆とフィンガーパレットだけで塗りました!
寄り道せずにストレートに作業できればほぼ一日で「むせ度」が倍増、夜には満足感に浸りながら
ゆっくりと苦いコーヒーを楽しむ事が出来ます。
ちなみに実物は現在イエローサブマリン秋葉原本店★ミント ホビーフロア様にて
展示させていただいておりますので是非直接ご覧になって下さい!
と、ここまで読んで
「おい!How-toって言ったのに自慢ばっかりでテクニック紹介してないじゃないか!」
とお怒りの貴方、すみません結構色々書いちゃったので連載形式にさせて下さい・・・。
とりあえず今回は使った筆のご紹介だけでも!
今回は「気軽に筆塗りを初めて欲しい」というフィンガーパレットの商品コンセプトに合わせて、ホビー予算を圧迫しない範囲を意識しつつそれぞれ¥300程度のアクリル画用の筆を3本ほどホムセンで買ってきました。
どの筆が良いのか、何本くらい必要なのかについてはぶっちゃけよくわからないので、使いながら「もう少しコシが欲しい!」とか「太すぎる!」と感じた時に買い足すかな~といった感じです。こまごま意識して使い始めると「筆をダメにしてしまう使い方」なども見えてくるので、最初は練習用と割り切って安い物でも良いかなと思います。
(安くてもちゃんと掃除してあげれば結構長持ちします)
昔は金具までドップリ塗料に浸けてポテッと置いてくる感じで塗っていたのですが、いろいろ実験してみるとどうやら基本は「穂先に塗料、根本には溶媒がある状態」がサラリと綺麗に仕上げるコツみたいです。
そしてここまでフィンガーパレット本体に1ミリも触れてないので一つだけ!
情報公開や受注開始時のツイッターの反響で、
「左効きの人はどうするんじゃい!」
というお声を少なからずいただいたのですが、安心してください!
機能的に利き手の左右に関係するのは穂先スリットの方向だけなので・・・こうです!
180度回転!これで左効きの方も問題無くお楽しみいただけます!!
そしてフリーサイズなのでさらにはこんな事も!
もはや作業しにくい!
といった所で今回はここまで、
次回からは「なぜ欠点が利点になるのか?」についてそれぞれをテーマに切り込んでいこうと思います。
第二回「透けちゃってもいいさ」と考えるんだ(3/13予定)
筆を濡らしてお待ちください!
アッ!告知もさせて下さい!
サンライズ様×コトブキヤと言えば!勇者シリーズ好評発売中です!
勇気の力でパッケージアートの美麗書き込みを再現したい!
パトランプの映り込みや黄金の輝きも今なら塗れそうな気がする!
そしてキャビコ(エムアイモルデ)様!デザインの選択肢も幅広く、筆塗り初心者でも
スーパー遊びやすいチョイプラシリーズは要チェック!
最新アイテム、「チョイプラ Smart daughter / eos(エオス)」が3月or4月発売予定!
そしてあぁあうっかりリンクを開いたらコッチも筆で塗りたい「1/35 Ⅲ号人型重機」は2021年発売予定!
さらに「HAKOBU/RIKU」!!個人的にラジコン化改造マッタナシ正座待機中です!
それから忘れちゃいけない絶賛開発進行中のコトブキヤ版
「1/35スケール 陸上自衛隊07式戦車 なっちん」もよろしくお願いします!
ではまた次回!