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ARTFX PREMIER(アートエフエックス プレミア)の魅力
ブログ第3回です。
前回は「ARTFX PREMIER ソー」を例に塗装についてご紹介をさせていただきました。
第3回は「顔 -表情の再現-」をテーマにお送りします!
一般に「人形は顔が命」と言われるように、
このシリーズにおいても重要なフォーカスポイントとなっている顔の造形について今回はご紹介していきます。
デジタルスカルプティングの魅力については第1回でご紹介しましたが、プロダクト(量産品)にする上で何らかの素材に置き換える時点で、原型の形状を100%再現することは今の技術ではまだまだ困難と言えます。
本製品は、金型によるインジェクション(PVC)成型によるものです。
PVC(ポリ塩化ビニル)はディテールの再現性は安定している反面、素材の性質上、塗膜の厚い専用塗料を使うために、細かいディティールは彫りが浅くなってしまう特性があります。
そこで、本製品では、カラーマスター(デコマス)に使用している原型と、実際に金型を彫る為に使用する原型の2種類を用意しました。
まずはこちらをご覧ください。
これらは、実際にカラーマスターで使用された原型データです。
データ上で見るよりも実際に出力される革の質感や顔の皮膚はもう少し深くなりますが、これと同じ原型で金型を彫ってしまうと、上述しました理由でせっかくのディテールが塗膜によって損なわれてしまいます。
そこで、金型を彫る為の原型データも作成しているのです。
以下、こちらが金型用の原型データとなります。
縫い目や頭部の羽部は変わりませんが、革と皮膚のディティールは不自然なまでに彫りを深くしているのがお判りいただけるでしょうか?
これにより、製品見本のディティールと変わりない、より「本物」に近い「製品」を再現、皆様にお届けしようと日夜研鑚が続いております。
というわけで、PREMIERシリーズでは2つの原型が用意されている の巻でした!「PREMIER」シリーズの秘密をまたひとつ覚えていただけましたね。
次回・・・
いよいよ最終回では、
仕上げとなる塗装と実際のプロダクトの進行をご紹介します。お楽しみに・・・!
今回ご紹介した商品はこちら!
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