企画のYUKIです。前回の記事でバルクアーム・グランツ レッドアラートをカスタムした作例「バルクアーム・イグニス」をご紹介しました。今回(2回目)は作例の構造解説「上半身」を中心にお話ししていければと思います。
使用キットに未発売キットAmazon.co.jp限定商品「ギガンティックアームズ07EX クリムゾンウイング」が含まれているので、未塗装での再現は発売月までお待ちいただく必要がありますが予習としてご覧いただければ幸いです。
こちらがこれから制作していくバルクアーム・イグニスの上半身。
画像を使用して細かく解説していきますが、組み立て済みのキットを使用する組み換え解説ですのでご承知おきください。
まずは腕部を制作していきます。画像は左腕を制作しているところを撮影しています。
右腕は対称的に制作してください。
肩の基部にはレッドアラートのアシストホイール基部を使用しています。
バルクアームシリーズの腹部に使用している8mm径のパイプと同じM-32は大型の腕部を支えるのに適したサイズ感です。
腕の基本フレームが完成したらオレンジ色の線のところにアーマーパーツを取り付けます。
前腕の延長にクリムゾンウイングのフレームパーツを追加していますが、これによって肘を前に曲げるだけでなく内側に曲げてケレンミを与えることができます。私はこういった可動ギミックのことを“演出可動”と呼んでおり人型メカのポージングの幅を広げるための追加要素として注目しています。
続いて股関節を制作していきます。後に掲載する完成した状態を一度確認してから、組み換えるとわかりやすいかもしれません。
細かいポイントですが、ヘキサ孔に左右からジョイントを差し込む股関節の接続に、追加で3mmランナーを差し込むことで勘合がアップします。こういったポイントは他の組み換えを行う時にも有効なので覚えておいて損はありませんよ。
股関節の前側を覆うフロントアーマー。
パーツを接続すると画像のようになります。
先に制作した股関節の基部に取り付けます。
腰の後ろにあるユニットを左右分制作します。
背面ユニットを股関節基部に取り付けます。
股関節ユニットの完成図です。オレンジ色の線の先に上半身を取り付けます。
完成した両腕と上半身、股関節を接続していきます。大きく前に飛び出したアシストホイール基部はバルクアームαやβのスイングギミックを踏襲しており肩の位置を上げるほか、腕を大きく前に出した演技などにも応用できるようになっています。
肩の基部をコックピットに取り付けるときはジョイントの取り付ける穴を間違えないようにしましょう。
股関節を接続して終了です。
ここまででバルクアーム・イグニスの上半身の組み換え解説を行いました。
次回は大きくシルエットを変更した脚部の解説を行います。
ではまた次回。
企画・作例制作:YUKI
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