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スタッフよりガバナーの皆様へ、ヘキサギア発売開始2周年を迎え【設計・開発編】

投稿:2019年08月30日
テーマ:スタッフより

企画のYUKIです。本日は8月30日。

ヘキサギアシリーズ第一弾のレイブレード・インパルス発売から満2周年を迎え、シリーズ3年目に突入致しました。

そこで本日は昨年に続きましてヘキサギアチームのスタッフからコメントを寄せてもらいましたのでご紹介いたします。

ヘキサグラムシステム設計/原型ディレクション 丸家 裕之介

ヘキサギア2年目といえば、私が基礎設計をした「アグニレイジ」が一番印象深いです。

【画像 アグニレイジデザイン画の変移1】
事前の企画では、ボルトレックスのバリエダヨ~、簡単ダヨ~、スグオワルヨーと聞いていたのですが、デザインが進むにつれモリモリと大きくなり、最終的にはヘキサギア最大ボリューム・最多ギミックの商品に、まさしく恐竜的に進化していました。

【画像 アグニレイジデザイン画の変移2】

【画像 アグニレイジデザイン画 最終】

【画像 アグニレイジ修正指示書】

設計作業では、通常のプラモデルとしての設計に加えて、ヘキサギア的な(キットブロックとしての)分割もしなければならなかったので、内部構造がカツカツで、ヒィヒィ言いながら作業していた記憶があります。

その他の商品では造形・設計ディレクションとして関わっていましたが、特徴的なものはガバナーの「白鱗角」「ケツァール」が思い浮かびます。これまでのガバナーの性能を引き継ぎつつ、造形面ではより緻密な表現ができたと自負しております。

【画像 ガバナー エクスアーマータイプ:ケツァール 設定画補足】

最後に、3年目に向けて既存の路線を維持しつつも、よりカッコよく、より楽しいヘキサギアに進化するべく、様々な仕込みをしているのでご期待ください。

 

丸家 裕之介

ヘキサギア設計 芦沢 勝

 

ガバナーの皆様こんにちは。コトブキヤ ヘキサギアチームの設計担当芦沢です。
まずはヘキサギアシリーズ2周年を迎えるにあたり、このシリーズを愛し、そして遊び続けてくださった皆様に厚く御礼申し上げます。

先日、企画担当のYUKIにおもむろにヘキサギア2周年のコメントちょうだい☆と依頼され、まず口を突いて出た一言は『え、まだ2周年だっけ?』でした。
製作者サイドとしてはリリースまでの仕込み期間も含めて実質3年以上の付き合いではあるのですが、それにしてもあっという間…感覚的には5年くらい携わっている感覚でした。

おそらくその理由は、初めて自社オリジナルの新シリーズの立ち上げから携われた事と、よりによってそのシリーズが今まで自分が経験したことがないモノづくりの塊だったからだと思います。

シリーズの構想がまだYUKIの頭の中だけにある時からイメージを聞き、彼がそれを実現できるデザイナー探しを始め、そしてデザイナーの手によって少しずつ形になり…。
当時、卵どころかこの世に影も形もない状態から相談相手程度に携わらせていただき、YUKIと一緒に方々に打合せに赴いたりして、全く新しい、しかも完全オリジナルのシリーズの骨子が出来ていく姿を傍目で見られたことは、この業界に10年以上身を置く私にとっても初めての経験でとってもワクワクに満ちていたことをよく覚えています。

そしてヘキサギアシリーズで経験した『今まで経験したことが無いものづくり』とは。
多くの私のような設計者(原型師)の仕事は、目指すべきゴールとなる『設定画』と呼ばれるイラストにより近づけるべく立体物を作製し、そこに劇中などの動きを可能な限り再現するべく設計を行っていきます。次段階ではコストや製造都合などに頭を悩ませ、それらを乗り越えて皆様の手にプラモデルを届ける、というのが一般的なプラモデル設計者の業務となるわけですが、ヘキサギアではそのアプローチが大きく異なっていました。

 

まずは設定画。ヘキサギアのメインデザイナーである

MORUGA氏(第三世代系ヘキサギアやガバナーのデザインを担当)

F氏(バルクアーム系など第二世代系ヘキサギアのデザインを担当)の画稿に近づけるのは当然なのですが、実は絶対的なマストではありません。キットブロックという性質柄、設計者視点で組み換えや可動がよりスムーズで面白いものになるのであれば、デザインの変更やパーツの追加/削減などをデザイナーに提案します。

一見自由に見えて良さげに感じるかもしれませんが、逆にゴールが見えにくいと捉える事もできます。担当のキットをどういうキットに仕上げたいのか、自分の中に確固たる『自身のゴール』を設定しないとモノにならないシリーズであり、そういった経験のなかった私にとってはあらゆる事が初めてで、始めの頃は色々と戸惑っていたことを思い出します。

処女作の「モーター・パニッシャー」から始め、様々なギアやガバナーを担当していくにつれ徐々に磨かれていった上記のマインド…今となってはためらいもなくデザイナーさんにバンバン提案させてもらっています。
(MORUGA氏、F氏、いつもワガママばかりでスミマセン…)

その1例を紹介します。

先日ロールアウトしたてホヤホヤのバルクアーム・グランツですが、こちらの脚部アーム。
こちらに私のワガママ提案を採用させてもらっています。

というのも、元々の設定画(三面図)ではこのアームに伸縮の可動機構はありませんでした。ただ製作していくにあたり、『もうちょっと頑張ればタイヤが接地する…』という事に気づいた私はYUKIに相談。やっぱタイヤがあるなら接地させたいでしょ!という謎の説得を試み、なぜかYUKIも納得(笑)。設計者発信で実際に新ギミックを追加した事例です。

(地面に設置できるようになったので機体設定的にもホイールによるダッシュで機動力が向上することになりました)

大小含め、ヘキサギアシリーズにはこういったデザイン時には無かった現場のアイデアが数多く採用されています。もちろん現場とは設計者だけでなく、YUKIを始めとする企画者のアイデアも含みます。

この他にはデザイン面で1つ。

こちらは少し前の7月にリリースいたしましたウインドフォールですが、2019年8月現在、私の設計者キャリアの中でもトップクラスに胸の張れる造形を表現できた製品だと自負しております。特に画像にある頭部。MORUGA氏のデザイン画稿に近い様で微妙に違う形状なのですが、外装部(青パーツ)のまとまりは我ながら花丸な仕上がりになりました。

パーツ単体としての面の流れももちろんですが、頭部ユニット全体としての形状のまとまりやメカ的なエッジのアクセントなどもかなり意識してモデリングさせていただいています。

大分マニアックな視点での話になってしまい恐縮ですが、デザイン画稿から少々離れてしまっても、『自分が思うこのキットなりの一番いい形状はこうだ!』というマインドをためらいなく進言し表現させてもらえるのもヘキサギアならではだと思っています。

といった感じで日々ヘキサギアチームは賑々しく開発を行っています。このコメントでそんな風景を少しでも感じていただけましたら嬉しいです。

ダラダラと長くなってしましましたので、いい加減締めに入らせてもらえればと…
ちょっと真面目モードで失礼いたします。

ヘキサギアは、皆様の『こういうパーツが欲しい』『改造用にこういうデザインの形状があったらな』という心の根っこにある素朴なプラモ愛で支えられているシリーズです。
根っこなだけに掘り起こすのも大変ですし、判断を間違えば幹自体を枯らしてしまう事だってあるかもしれません。

そんな事にならないよう、チーム面々はそれぞれの得意分野で最大限の能力を発揮し、頭を絞り、ていねいに製品造りに努めてきたと自負しております。

ただ、冒頭の通りヘキサギアの核は皆様の声。これからもそんな大切な声1つ1つをお預かりし、さらなるドキドキを詰め込んだ製品をお届けできるよう頑張ってまいりますので、どうか暖かく見守っていただき、時には叱咤激励をいただき、いつまでもヘキサギアシリーズの傍に寄り添っていただきますよう心よりお願い申し上げます。

3年目もしっかり気合い入れてがんばりま~す!

では、またいつか。ありがとうございました。

 

芦沢 勝

 

ヘキサギア設計/世界観設定アドバイザー 桑村 祐一

早いものでヘキサギアが発売2周年とのこと、とても嬉しく思います。

2年目の思い出としましては、機体よりガバナーの方に思い入れがありますね。

【画像 桑村が原型を担当したアーリーガバナーVol.1 設定画】

特にアーリーガバナー。あれは大変でした(遠い目)

既存の、主にポーンA1などと互換性を持たせつつ可動範囲をなるべく最大化するという

方向性で製作したのですが、いかがでしたでしょうか。

ポーン系(A1/センチネル/イグナイトなど)と比べると肩幅を狭くして人体の基本バランスに一歩歩み寄りつつ、

その上で可動の為にプロポーションをある程度犠牲にしています。例:腹が細いとか。

お陰様で好評を賜りまして、これでガバナー(兵士)の遊び方がさらに広がったように思います。

 

デザインを可動の為に都合よく解釈して作ったので、他のキャラクターでも同様に、とはなかなかいきませんが。

個人的には頭・肩・足をポーンA1に組み換えた状態が気に入っています。足首(靴)はアーリーが好みではありますが。

ああ、書いてるとなんだか作りかけを再開したくなってきました。

 

他に印象深いこととしては各キャラクターのカラーリングでしょうか。

先行商品の色を流用して使うことが増えました。

これは組み換えしやすい色を選んでいくこと、また陣営ごとの特色になればというYUKI氏の采配によるところが大きいです。

アーリーガバナーvol.1の手首の成形色はポーンA1と同じですし、vol.2はセンチネルと揃えてあります。レイブレード・インパルスのホワイトやバイオレット、ブロックバスターVF仕様のグリーンも色々な所で使われています。

これは?と思ったときはインストのカラーガイドを確認してみると何か発見があるかもしれません。

 

ストーリーの方はすみません、進捗が滞ってしまっていますが、ガバナー系のアイテムにこれまでと違う方向性のキャラクターが増えたことで世界観は広がりつつあるように思います。

白麟角(モノケロス)、黒鳳嘴(ケツァール)の2種は特に個性の強いキャラクターで、これまでのガバナーがどちらかというと個性を抑えた、こちらから「こういう性格の個人です」というのをなるべく押し出さないようにしてきたことと比べると対照的です。白麟角や黒鳳嘴はYUKI氏の要望するヒーロー性が入っており、自分の方からはこういった短絡的な手段で得たヒーロー性には取り返しのつかない代償が付きまとう(健康とか人間関係とか今後の人生とか)そういう風味と、他に何体も製造されている点の強調を。一応、YUKI氏の冷静な赤ペンでかなりマイルドにしていただきました。

一方でアーリーガバナーvol.1は顔が付いた割に相変わらず個人の特定が難しく、自分的には狙い通りでしたね。沢山いても同じ顔が並んでいる絵になりにくいのは良いことだと思っています。情景を作って仲間で持ち寄るときなんかに威力を発揮するやつです。Vol.2ではもう少し顔を出すようになりましたが、どういう風に受け容れて頂けるのか今から楽しみに思っています。

 

これから三年目が始まりますが、今後とも宜しくお願い致します。

 

桑村 祐一

 

企画:YUKI

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