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<シャーマンキング>蓮・ホロホロフィギュア開発秘話④

投稿:2020年05月29日

こんにちは!本日は「ARTFX J 道蓮・ホロホロ」フィギュアの開発秘話、第4回をお届けします!

今回は主にフィギュアの彩色~商品開発の内容に触れていきますよ。

バックナンバーはこちら →開発秘話第1回  →開発秘話第2回  →開発秘話第3回

 

彩色見本について

前回紹介させて頂いた原型の複製作業を行っている間に彩色見本の準備を始めます。

 

彩色作業の流れ

①彩色資料を用意する

②複製品の組み立て、塗装の下地処理を行う

③カラーチップを作成し、色味の確認を行う

④エアブラシを使用して1パーツずつ塗装を行う

⑤必要に応じてデカールの貼り付け・レタッチ・ツヤ処理・仕上げ作業を行い完成!

 

余談ですが、フィギュアの彩色見本デコマス(デコレーションマスターの略称)という用語は同じものを指しています。フィギュアの製造過程において、工場での生産の見本・基準となるモノとしてこのような呼び方をしています。

 

彩色作業は麻倉葉・ハオに引き続き、株式会社GB2さんに担当頂きました!

 

彩色資料について

葉・ハオと同様に原色魂図鑑のイラストをベースとし作成しました。

▲彩色資料は印刷したものを使用します。明るさやコントラストの調整を行ったものを何種類か出力し、フィギュアとしての色が暗くならないようにしています。

 

カラーチップの作成

彩色資料に合わせ1色ずつ調色を行います。パーツに塗装する前にカラーチップ(色見本)を作成し、色味が資料からずれていないか確認を行います。イメージと違うな…という部分があれば調整を行います。

 

写真は実際に蓮とホロホロで使用したカラーチップで、フィニッシャーさんに作成頂いたものです。

▲今回はハイキューカラーチップというカードを使用し、色見本を作成しました。蓮のジャケットの金色や前髪のハイライトはイメージしやすいように3Dプリンタの出力品に塗装を行っています。

 

このカラーチップを元に方向性を再調整し、彩色作業に入っていきます。

デカール作業

目のデカールは線の入り抜きを意識し、単調にならないよう気を付けながら製作します。デカールを作らず、筆で書く場合もあります。

データが完成したらデカール用紙に印刷→現物に貼り付けを行い、大きさや形を確認・必要に応じて再度データの調整を行います。※画像は開発途中の試作形状となります

 

小物細部の彩色設定

馬孫刀と鞄の塗装は彩色イメージのすり合わせを行うため、最終の原型監修時に武井先生に質問をさせて頂きました。

<馬孫刀について>

青色の玉の部分はメタリックブルー透明のどちらが良いか伺ったところ、ぜひ透明で!とリクエストを頂きました。小さいパーツですが、クリアパーツがワンポイントとなっています。

 

<鞄内部の塗り分け>

内側はA:金のままB:サテンの紫C:ツヤ消し黒の3案(!)を頂き、C案で製作を行いました。また、黒色部分はツヤを変え、素材ごとの質感を再現しています。

 

 

▲布製のベルトがツヤ消し、プラスチックの留め具とビニール製の部分が半ツヤになっています。

鞄内側の塗り分けは写真にはうまく写らない部分なのですが、是非お手元に届いた際にご確認下さい…!

 

監修前の彩色見本

デカールを貼り付け、仕上げを行った彩色見本がこちら!

彩色された事でクリアパーツの透明感や・ツヤの塗り分けによるメリハリが生まれ、華やかな印象になりますね。

 

蓮とホロホロの台座は赤色の面を合わせることで2体を並べることができます。

 

こちらはイメージカット写真。お好きな向きで飾ることもできますよ!

 

彩色見本をぐるっと1周撮影した動画を@kotobukiyasで公開中です!

 

彩色見本の監修

彩色作業が終わりましたので写真をお送りし、武井先生に監修をお願いしました。

 

 

先生の監修コメント

ホロホロ

・鼻と目元、指の付け根、ひざに「赤み」足しました(北国の子供らしく)

・目のシャドウ ブルー系にしてみました

蓮とホロホロ、コロロ

・目の塗装は「ツヤ」強めで(ハイライトをつけ足す指示ではございません)

 

全て可能な範囲で構いません!

 

では監修の内容を反映していきます!

 

監修内容の反映

左が調整前、右が監修内容を踏まえてブラッシュアップを行ったホロホロの頭部の写真です。目のツヤ強めに、肌に赤みを足し、白目の影はブルー系に調整を行いました。

 

特に目のツヤを強くした事でより生き生きとした表情に見えるのではないでしょうか…!!

 

蓮とコロロも目のツヤを強めに調整をしました。

 

 

ホロホロは指の付け根やヒザにもほんのりと赤みを追加し、先生に確認を頂く事に。

 

彩色見本の監修②

先生より、蓮・ホロホロ・コロロの目のツヤは監修OK!となりました。

ホロホロの肌はもう少し赤み足す形でどうでしょう…?とコメントを頂きました。

先生の監修コメント

・厳密には、手の付け根の凹では無く凸(ピークの方)に赤みを足す形。かじかむ赤み、鼻水出る寸前です。

ただし、くどくなると思うのであっさりでOK※(この画像は説明として)分かりやすくする様、あえてFULLで入れた状態です。

 

なるほど!やりすぎない程度に、かつ赤みが分かるようにもう少し調整を加えていきます。

現在、ホロホロの彩色見本は鋭意製作中!こちらの内容を反映し完成となりますよ!

 

商品の開発について

原型・彩色見本は中国にある生産工場に発送され、原型の形状や彩色見本の塗装を、量産品として再現するための開発程に移ります。原型に関しては5月現在、今まさにこの工程が進行している所です。

 

商品開発の流れ

工場による金型用原型の作成と、日本での確認

完成した金型用原型を元に、量産用の金型を作成

工場で試作されたサンプルを、彩色見本や原型と比較

形状・位置・大きさ・見た目の印象の違いなどを確認・検証

指示書を作って工場に修正を依頼 

※③~⑤の工程は何度も繰り返し行います。

 

 

金型用原型の確認・調整

原型を元にして製品に適した構造調整を行ったものが工場から戻ってきます。これを金型用原型と呼びます。(べり原型やツーリングモデルなどとも呼ばれます)金型用原型は原型を複製したものを加工して作成します。

この金型用原型が、原型と並べて角度や組み付けが変わっていないか、加工した構造が原型の形状に影響していないかなどを確認し、問題が無くなれば金型の製作に進みます。

 

原型監修時に蓮の髪は「1パーツが理想」と希望を頂いていました。

原型を工場に確認してもらった所、前髪と後ろ髪をまとめて1パーツにできる事になりました…!製品版では分割ラインが無くなる為、髪の表面が原型よりも綺麗に見えるようになります。

合わせて髪の毛のツヤ(ハイライトの表現)は薄い凸の造形が無くなります。イメージとしては葉・ハオと同じタンポ印刷+シャドウ塗装で表現する方向で工場と調整を行っています。

 

写真右が調整後の金型用原型です。

原型展示から凸部分が気になっていた方もいらっしゃるかもしれませんが、この様に製品版はより良い形でお届けできるよう現在開発作業を進めています…!

 

また、ホロホロはつい先日金型用原型が到着しました。全体的に階段の後ろ側に重心がかかるポーズの為、階段内部に重りを入れ、安定して飾れるよう工場と方法を検討中ですのでご安心下さい。※対策は行いますが、方法は変更になる可能性がございます。

 

試作サンプルの確認・修正指示

以降は今後の工程となるため、麻倉葉・ハオの開発初期の資料で説明させて頂きます。

 

金型を使って作られた試作サンプルは、形状に関してはT色に関してはMと呼んでいます。

届いた試作サンプルを確認し、問題があれば修正指示を出していきます。

 

指示の種類としていくつか例を挙げると、

 

A 形状、素材に関する指示

 

B 色の再現に関する指示(例:色の濃さ、色相、彩度、塗装の位置)

▲彩色見本と試作サンプルを並べて色味などの指示を行った画像です。中国語ですが内容はなんとなく分かるでしょうか…?

 

C 組み立て・加工に関する指示

 

D 目の再現などの印刷処理に関する指示

特に目の修正指示は実際のフィギュアのサイズで考えるとコンマミリ単位の指示が多いですね…!非常に繊細で経験や的確な指示が求められる工程です。

 

A~D以外にも製品の仕様などに合わせ、様々な指示を出していきます。

 

また、フィギュア本体だけではなくパッケージや説明書の作成なども、これらの開発工程と同時に行っていきます。

 

開発が終了し、量産・梱包されたフィギュアは船便で2週間ほどかけて日本に到着、問屋様から各小売店様に渡り、晴れて発売!となります。

 

蓮・ホロホロ共に鋭意開発進行中です!

 

おまけ

複製原型を並べた写真をこちらで初公開!

 

ずらっと並べてみると壮観ですね…!葉・ハオをお持ちの方はサイズ感の参考にもなれば…と思います。

※葉の全高が約180mmです(ベース含む製品版のサイズ)

 

葉⇔ハオ 蓮⇔ホロホロで台座がかみ合う仕様です。蓮/ホロホロを斜め前に置くことでもう少し寄せて飾ることも可能です。※写真は真上から見て、葉と蓮がほぼ同じラインに来るよう並べています。

 

 

こちらは組み合わせの一例。これくらいまで寄せて飾ることもできますよ!

各キャラクターのメインカットで撮影していますが、お気に入りの角度を見つけて飾っていただければと思います!

 

さいごに

今回は全4回に分けフィギュアの製作過程をご紹介させて頂きました。いかがでしたでしょうか?

フィギュアは製作・量産の都合上、商品化発表から発売までお待たせしてしまうのですが、是非ご予約を頂き発売までお待ちいただければ幸いです!

 

ARTFX J(JAPAN)シリーズとは?

「日本から生まれた名作達を形にして、世界中のファンの方に届けたい!」という思いを込め、日本発の世界中に支持されてきた名作のキャラクター達を当時一ファンとして追い続けていたコトブキヤの企画者、原型師達がこだわり抜いてプロデュースして行きます。過去より世界に向けてコトブキヤの造形を発信してきた「ARTFX」の新ブランドです。

 

 

ぜひ貴方のコレクションの1つとしてお迎えくださいね!

 

 

 

※本商品に限らずコトブキヤ商品は受注生産方式となっております。メーカー締切後は各小売店様の準備数に達し次第予約完売となりますのでご注意下さい。

 

コトブキヤショップ限定特典!

 

期間内にご予約頂いた方には武井先生描き下ろしイラスト色紙(約242㎜×273㎜)を必ずプレゼント♪

「ARTFX J 道蓮」は6/3(水)、「ARTFX J ホロホロ」は7/8(水)までのご予約で必ずお渡しいたします。

 

ARTFX J 道蓮」彩色見本の詳細解説はこちら! ※6/3(水)までのご予約推奨!

 

▼「ARTFX J ホロホロ彩色見本の詳細解説はこちら! ※7/8(水)までのご予約推奨! 

 

「シャーマンキング」シリーズ開発発秘話はこちら

 

 

© 武井宏之/講談社
※画像は監修中の試作品です。実際の商品とは異なる場合がございます。
※また、撮影の条件・お使いのパソコンの環境などによって、色・見え方が違う場合がございます。

 

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