ここ最近は 女性向けフィギュア(男性キャラ)の修正指示ばかり作っていることが多い気がします。
たぶん、今はそんなターン・・・
こんにちは、開発の蓬莱鳥です。(`・ω・´)ノ
というわけで、各所の改修等もすべてアップ!
「紫陽花の妖精 アナベル」 原型公開です!!
4-LEAVES 1/6scale
Tony’sヒロインコレクション 「紫陽花の妖精 アナベル」 今冬予定/価格未定
!?
目が描かれて無いじゃないですかー!
・・・・・・・・・・・・・・・
というのもしゃーなしです。(´・ω・`)
デコマス用の複製作業で生じた傷や破損を、工場納品のために修復&サフ吹きしてもらった時点で
もう工場納品というタイミングだったため、そのスケジュールの合間を使って撮影したのですもの。
(前々回お伝えした内容と違わず、ある意味予定通り)
しかし、ご安心下さい・・・
スッ (`・ω・´)/ < シャキーン!
前々回 掲載しました改修イメージを作る際に使用した 「前髪無し」 の画像素材!
これを使って・・・
じゃじゃん。
合成してみました。 どうでしょうか?
大きな画像での公開になるので、前髪の影落ち具合とか ちょっと無駄に頑張ってみました。
ちなみに前回ご紹介した原型の前髪と比べて、どう改修されたのかというと・・・
こんな感じです。(`・ω・´)ノ
改修前は改修前で、いちおうイラストに忠実な髪のラインや長さの再現ではあったのですが、
ほら、イラストとかだと髪が透けて、下にある目とかもはっきり見えるじゃないですか?
でも造形物だとそうもいかない。
たとえ無色透明の素材を使って、更にまったくの無塗装でも、このスケールでは絶対に透けない。
・・・ので。 このような感じにしてもらいました。
目がはっきり見えるように髪を短くしたり、ラインを変更したり。
ソリッドな造形物だとどうしてもパッツン気味になってしまう髪の先端を、少し散らしたり。
目の見え方とは関係ないですが、髪の分け目の延長や、後ろ髪との境目などにも手を入れてもらっています。
実は「雛菊の妖精 デイジー」の際もイラスト通り、前髪の先端が瞳にかかる長さで造形されてましたが、
前述通り “透けさせるのは無理” なので、まつ毛にかかる程度までカットしています。
結構初期に修正したので、その画像は残っていませんけど。
その代わりと言ってはなんですが、
他の部分に行った微調整の画像が見つかりました。(前髪はこれ以前の段階ですでに調整済み)
この画像で調整されているのは、左右の頬にかかっている後れ毛です。
この影が頬に落ちて、まるで “ ’80~90年代のキャラデザの頬ライン” みたいな錯覚が起こっています。
さらに加えて、顔面積が小さくなるために、反比例して目が実際よりも大きく見える錯覚も発生しています。
もしこの画像のまま皆様に公開すると 「なんか違くね?(´・ω・`)」 と言われそうな勢いです。
特にデイジーは黒髪なので、製品時にはもっとハッキリと頬に影が落ちる恐れがあり、
あらかじめこれに対処しておくために角度やサイズなどを調整しています。
とまあ、このように「製品時の見栄えを考えた改変」 は毎回ちょくちょく入れています。
もちろん、Tonyさんと相談のうえですが。(^^)
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さて、だいぶ主旨が逸れて文字数も多くなってしまった ので、
長文になるコメントは控えて、以下はとりあえず ご紹介画像メイン で。
あと、「前髪無し」の別角度画像は存在しないので、以下は目の合成は割愛させてくださいませ。m(_ _)m
下半身を覆っているドレスは透けます ので、製品版(およびデコマス)ではもっと情報量が増えます。
あー。 下に敷いてある透明ABS板は 製品版には付属しません。
(ちなみに、昔わたしが企画にいた頃に、某魔法少女の台座の魔方陣に使ったやつを流用)
原型状態だと、撮影位置や角度を変更しようと不用意に動かすと、接地している足がつっかえになって転倒
→ 破損 のコンボ が発生する恐れがあったため、動かしやすいように手近にあったものを敷いただけです。
(ちなみに、5/25発売のホビージャパン掲載画像にも、現地でお借りした円形アクリル板が敷いてあります)
ドレスの花飾りなど、手の下に隠れて見えなくなる小物とかもちゃんと造形されています。
(もちろん、髪に遮られて見えない反対側の花飾りなども)
というように、製品版ではほぼ見えなくなるいろんな部分も作り込んでもらってます。
もちろん、ある状態にするとこの隠れている部分も白日の下に晒されるのですが。
ちなみに実は今回、
右脚のニーソのリボンを取り付け忘れた状態で撮影しました。マイガッ!
取り付け直すためには、またある程度までバラさなきゃですし、(結構時間が掛かる)
そもそもぐるっと一周回して眺めても、原型状態だと付け忘れてるところは微塵も見えませんし、
つまり、現状では持ち上げて裏返さない限り見えない部分だったので、つけないまま撮影を続行しました。
・・・ (´・ω・` )ゞ テヘリ。
おまけ。 フォトショで色を着けてみました。
総天然色
白黒写真に彩色した昔の映画ポスターみたいな色合いになっちゃいました。(^^;
まあでもだいたいこんな配色の予定。
葉っぱの凹み部分にふとももを置く感じです。(もちろんフィギュア本体は非接着)
というわけで、昨日発売の「月刊ホビージャパン 7月号」にも、
この「アナベル」の原型が掲載されています。
こちらは撮影したのが複製に出す直前だったので、ちゃんと目が描かれていますよ?(笑)
(「デイジー」の製品版も掲載されています)
次回お会いできるのはデコマス情報でしょうか?
小ネタがあればイレギュラー的に書くかもしれませんが。
ではでは。(`・ω・´)ノ
蓬莱鳥
©Tony
※台座の彩色は色補正で作ったざっくりイメージです。実際の商品やデコマスと違うと思います。主に質感。